- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

エンジェルアライナーとは、中国で開発された透明なマウスピース型矯正装置です。
2種類の素材を使うシステムや、エンジェルボタンなどの独自機能で注目されています。一方で、「インビザラインとの違いは?」「費用やデメリットは?」「自分の歯並びにも合う?」と気になる方も多いでしょう。
本記事では、エンジェルアライナーの特徴やメリット・デメリット、費用、治療期間、取扱医院を選ぶポイントまでわかりやすく解説します。
- 1. エンジェルアライナーとは?日本でも注目される矯正ブランド
- 1-1. 中国で誕生したマウスピース型矯正装置
- 1-2. 日本での導入状況と取扱医院
- 2. エンジェルアライナーのプランと5つの特徴
- 2-1. Select・Pro・KiDのプランがある
- 2-2. 2種類の素材を使う「7+3」システム
- 2-3. ゴムかけに対応する「エンジェルボタン」
- 2-4. 高精度な治療ソフトウェア「iOrtho」
- 2-5. 症例に合わせて選べる3種類のトリムライン
- 3. エンジェルアライナーとインビザラインの違い
- 4. エンジェルアライナーのメリット・デメリット
- 4-1. エンジェルアライナーのメリット
- 4-2. エンジェルアライナーのデメリット・注意点
- 5. エンジェルアライナーの費用・治療期間・治療の流れ
- 5-1. エンジェルアライナーの費用相場
- 5-2. 治療期間と装着時間の目安
- 5-3. カウンセリングから矯正治療までの流れ
- 6. まとめ:エンジェルアライナーで理想の笑顔を目指そう
1. エンジェルアライナーとは?日本でも注目される矯正ブランド

「エンジェルアライナーはどのような矯正装置で、日本でも受けられるの?」と気になっている方も多いでしょう。ここでは、エンジェルアライナーの基本情報と日本での導入状況を紹介します。
1-1. 中国で誕生したマウスピース型矯正装置
エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、中国で誕生したマウスピース型矯正装置です。患者ごとに作製された透明なマウスピースを一定期間ごとに交換し、歯を少しずつ動かしていきます。
開発元のAngelalign Technology社は2003年に設立され、アジア圏を中心に全世界で1000万人以上の症例実績があり、60以上の国と地域で展開されています。
そのため、アジア人特有の骨格や歯並びを考慮した設計が可能であり、日本人にも適した治療が期待できます。
1-2. 日本での導入状況と取扱医院
エンジェルアライナーは日本でも提供されており、最近では取り扱う歯科医院も見られるようになっています。
2024年6月には日本法人の「エンジェルアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」が設立され、矯正装置の輸入・国内販売を行っています。
一方、インビザラインの日本法人は2002年に設立されているため、エンジェルアライナーは日本での展開歴が比較的短いブランドです。
また、すべての矯正歯科でエンジェルアライナーを受けられるわけではありません。取り扱っているプランや費用、追加アライナーの条件も医院によって異なります。
2. エンジェルアライナーのプランと5つの特徴

「エンジェルアライナーにはどのようなプランや独自技術があるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは、エンジェルアライナーの製品ラインナップと、ほかのマウスピース矯正ブランドにはない5つの特徴を紹介します。
2-1. Select・Pro・KiDのプランがある
エンジェルアライナーには、年齢や歯並び、治療目的に応じた複数の製品が用意されています。
2026年時点で日本公式サイトから案内されている主なラインナップは、以下の4種類です。
| プラン | 主な特徴 | 想定される治療 |
|---|---|---|
| エンジェルアライナー Select | 自己適応型素材を使用した基本的なプラン | 幅広い歯並び・噛み合わせ |
| エンジェルアライナー Pro | 2種類の素材を使い分ける上位プラン | 成人の中等度~重度の不正咬合 |
| エンジェルアライナー KiD | 成長期の子ども向けに開発されたプラン | 歯並び・顎の成長・口腔機能への対応 |
| エンジェルアライナー リテーナー | 矯正後の歯並びを維持する保定装置 | 矯正治療後の後戻り予防 |
Selectは幅広い症例に対応するプランで、Proは成人の中等度から重度の不正咬合を対象としています。KiDは6歳頃からの子どもを想定し、歯並びだけでなく、顎の成長や口腔筋機能も含めてサポートするシステムです。
取扱医院によっては「Select 10・20・30・Unlimited」などの名称が使われています。ただし、使用できるアライナー数や保証期間、追加作製の条件は医院によって異なるため、契約前に確認しましょう。
2-2. 2種類の素材を使う「7+3」システム
エンジェルアライナーProには、1つの治療ステージで2種類のマウスピースを使う「7+3デュアル・マテリアル・アライナーシステム」が採用されています。
最初の7日間は、柔軟性を備えた「マスターコントロールS」を使用します。その後の3日間は、より精密な歯の動きを目的とした「マスターコントロール」に交換する仕組みです。
2種類の素材を順番に使用することで、歯にかかる力を段階的に調整し、計画した位置まで歯を動かしやすくします。ただし、Proを使用すれば必ず痛みがなくなったり、治療期間が短くなったりするわけではありません。歯並びや治療計画によって効果や感じ方は異なります。
2-3. ゴムかけに対応する「エンジェルボタン」
エンジェルボタンは、矯正力を調整するゴム(エラスティック)を引っ掛けるためのボタンです。
一般的なマウスピース矯正では、ゴムをかけるためのボタンを歯の表面に接着することがありますが、エンジェルボタンはマウスピースと一体化しているため、歯に直接ボタンを接着せずにゴムかけを行える場合があります。
この設計により、以下のメリットがあります
・カスタマイズ性が高い:患者一人ひとりの歯列に合わせて柔軟に対応可能。
・快適な装着感:ボタンの位置や高さが最適化されており、不快感や痛みが出にくい。
2-4. 高精度な治療ソフトウェア「iOrtho」
「矯正すると歯並びがどのように変わるの?」と気になる方も多いでしょう。エンジェルアライナーでは、治療計画を立てるために「iOrtho(アイオーソ)」というデジタルシステムを使用します。
口腔内スキャンなどのデータを取り込み、治療前から治療後までの歯の動きを3Dで確認できるのが特徴です。必要に応じてCBCTで撮影した歯根や顎の骨の情報も組み合わせ、歯の表面だけでなく、根の位置にも配慮した治療計画を検討できます。
ただし、シミュレーションどおりの結果が保証されるわけではありません。作成された計画は、担当する歯科医師が一人ひとりの歯並びや骨の状態を確認しながら調整します。
2-5. 症例に合わせて選べる3種類のトリムライン
トリムラインとは、マウスピースの縁の形状や高さのことです。エンジェルアライナーは、歯ぐきのラインに沿う形や、歯ぐきをやや深く覆う形など、歯並びや動かしたい歯に合わせて調整できます。
・スキャロップ:歯ぐきのラインに沿った形
・ハイ:歯ぐきをやや深く覆う形
・ハイブリッド:部位によって2つの形を使い分けるタイプ
歯並びや動かしたい歯に合わせて形状を選ぶことで、マウスピースの安定性を高め、歯に適切な力をかけやすくできることが魅力です。
ただし、使用できる種類は製品やプランによって異なり、歯科医師が症例と治療計画に合わせて判断します。希望がある場合は、カウンセリング時に確認しましょう。
3. エンジェルアライナーとインビザラインの違い

エンジェルアライナーとインビザラインは、どちらも透明なマウスピースを交換しながら歯を動かす矯正装置です。主な違いは、使用する素材や治療計画システム、ゴムかけを補助する機能、これまでの提供実績にあります。
エンジェルアライナーは、Proで2種類の素材を使い分ける「7+3システム」や、マウスピースと一体化したエンジェルボタンが特徴です。一方、インビザラインは独自素材のSmartTrackや、治療計画を作成するクリンチェックを採用しています。
両者の違いを比較すると、以下のとおりです。
| 比較項目 | エンジェルアライナー | インビザライン |
|---|---|---|
| 開発企業・発祥 | Angelalign Technology社・中国 | Align Technology社・米国 |
| 世界での提供実績 | 約1000万人・60以上の国と地域 | 2,000万人以上 |
| 主な素材・構造 | Proでは2種類の素材を使い分ける | 独自素材のSmartTrackを使用 |
| 治療計画システム | iOrtho(アイオーソ) | クリンチェック |
| ゴムかけを補助する機能 | マウスピースと一体化したエンジェルボタン | プレシジョンカットや歯に付けるボタンなど |
| 主な製品 | Select・Pro・KiD・リテーナー | インビザライン・インビザライン Go・インビザライン First・ビベラリテーナーなど |
| 比較するときのポイント | 2種類の素材や独自の補助機能を比較したい人 | 世界的な提供実績や製品構成を重視する人 |
インビザラインは世界での提供実績が多い一方、エンジェルアライナーには2種類の素材を使い分ける仕組みなど、独自の特徴があります。
どちらが適しているかは、歯並びや噛み合わせ、治療範囲、費用などによって異なります。精密検査を受け、担当する歯科医師の治療経験や追加費用まで確認したうえで比較しましょう。
エンジェルアライナーやインビザライン以外にも、マウスピース矯正にはさまざまな選択肢があります。各サービスの特徴や料金をまとめて比較したい方は、『マウスピース矯正サービスおすすめ7選』も参考にしてください。
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4. エンジェルアライナーのメリット・デメリット

「エンジェルアライナーを選んで後悔しない?」と不安に感じる方もいるでしょう。
ここでは、エンジェルアライナーのメリットと、治療を始める前に知っておきたいデメリット・注意点を紹介します。
4-1. エンジェルアライナーのメリット
エンジェルアライナーには、次のようなメリットがあります。
- 年齢や歯並びに応じて複数の製品から検討できる
- 独自の素材や補助機能により、治療計画の選択肢が広い
- 3Dシミュレーションで治療後の歯並びをイメージしやすい
- アプリで装着時間や交換時期を管理できる
- 透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せる
とくに、Select・Pro・KiDなどの製品に加え、2種類の素材やエンジェルボタンといった機能が用意されている点は、エンジェルアライナーならではの魅力です。
ただし、利用できる製品や機能は症例や取扱医院によって異なります。どの選択肢が適しているかは、精密検査を受けたうえで歯科医師と相談しましょう。
4-2. エンジェルアライナーのデメリット・注意点
エンジェルアライナーには、治療前に知っておきたい次のようなデメリットがあります。
- 日本での導入歴が浅く、取扱医院が限られている
- 医院によって対応プランや料金が異なる
- Proやエンジェルボタンなどの機能を全員が利用できるとは限らない
- 歯科医師の診断や治療経験によって計画が異なる
- 歯並びによっては、ほかの矯正方法が適している場合がある
また、一般的なマウスピース矯正と同じく、1日20~22時間ほど装着する自己管理が必要です。装着時間が不足すると、治療が計画どおりに進まない可能性があります。
独自機能だけで判断せず、希望するプランの取扱いや総額、追加費用まで確認してから治療を始めましょう。
ほかのブランドについても、口コミだけで良し悪しを決めず、適応範囲や総額、保証内容を確認することが大切です。キレイラインも比較候補にしている方は、『キレイラインで後悔しないための判断基準』も参考にしてください。
5. エンジェルアライナーの費用・治療期間・治療の流れ

「エンジェルアライナーはいくらかかる?」「治療はいつ終わる?」と気になる方も多いでしょう。
ここでは、エンジェルアライナーの費用と治療期間の目安、治療の流れを紹介します。
5-1. エンジェルアライナーの費用相場
エンジェルアライナーの費用は、部分矯正で約30万~55万円、全体矯正で約50万~85万円が一般的な目安です。
プラン別の費用目安は、以下のとおりです。
| 製品・治療範囲 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Select・部分矯正 | 約30万~55万円 | 軽度の歯並びなど |
| Select・全体矯正 | 約50万~80万円 | 治療範囲や枚数により異なる |
| Pro | 約75万~85万円 | 中等度~難しい症例など |
| KiD | 約33万~55万円 | 成長期の子どもの矯正 |
| リテーナー | 医院によって異なる | 治療後の後戻りを防ぐ保定装置 |
※上記は一般的な目安です。片顎・両顎、歯並びの状態、医院の料金体系によって異なります。
エンジェルアライナーの費用に幅があるのは、使用するプランやアライナーの枚数だけでなく、検査料・調整料・追加アライナー・リテーナー代など、料金に含まれる項目が医院によって異なるためです。
カウンセリングでは装置代だけでなく、治療終了までにかかる総額と、追加費用が発生する条件を確認しましょう。
ほかに低価格帯のマウスピース矯正も検討している場合は、料金だけでなく、対応できる歯並びや診断・通院体制まで確認することが大切です。契約前に知っておきたい注意点は、『ローコストマウスピース矯正の落とし穴』で詳しく解説しています。
5-2. 治療期間と装着時間の目安
治療期間は、軽度の部分矯正なら数か月~半年、全体矯正では1~2年程度がひとつの目安です。
ただし、歯並びや動かす距離によって大きく変わります。アライナーは1日20~22時間ほど装着し、歯科医師の指示に従って交換します。Selectなどは1週間前後で交換する場合があり、Proでは2種類のアライナーを7日間と3日間に分けて使う仕組みです。
装着時間が不足したり、計画と実際の歯の動きにずれが生じたりすると、追加アライナーが必要になり、治療期間が延びることもあります。交換日を自己判断で早めず、定期的にフィット状態を確認してもらいましょう。
5-3. カウンセリングから矯正治療までの流れ
エンジェルアライナーの治療は、一般的に次の流れで進みます。
① カウンセリングで歯並びの悩みや希望を伝える
② 口腔内スキャンやレントゲンなどの精密検査を受ける
③ iOrthoを使って3D治療計画を作成する
④ 治療期間・プラン・総額を確認する
⑤ オーダーメイドのアライナーを製作する
⑥ 装着を始め、1~3か月ごとを目安に通院する
⑦ 必要に応じて追加アライナーで調整する
⑧ 治療後はリテーナーを装着して後戻りを防ぐ
3Dシミュレーションは治療後のイメージを確認するためのものですが、結果を保証するものではありません。計画だけでなく、治療中の経過確認や装着時間の管理も大切です。
6. まとめ:エンジェルアライナーで理想の笑顔を目指そう

マウスピース矯正の中でも、エンジェルアライナーはその高いコストパフォーマンスや快適さ、正確な治療計画で注目されています。特に、アジア人の治療データを活用した設計は、日本人にも適した矯正方法として期待されています。
治療を始める際は、信頼できるクリニックで診断を受け、治療の流れや費用を明確に把握することが大切です。装着時間を守り、歯科医師と密に連携しながら進めることで、満足のいく結果を得られるでしょう。
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「自分にはどのマウスピース矯正が合う?」「総額はいくらかかる?」と迷っている方は、まずはお近くのウィ・スマイル提携クリニックで相談してみましょう。
※初診料・料金・取扱ブランドなどは、クリニックや治療プランによって異なります。
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