「前歯の歯並びが少し気になるけど、全体矯正をするほどでもない」
と悩んでいる方には部分矯正が効果的です。
部分矯正は、必要な部分だけを治療するため、全体矯正よりも費用を抑え、短期間で終了することが可能です。
本記事では、部分矯正の特徴、メリット・デメリット、費用や期間の目安、具体的な適応例について詳しく解説します。歯並びの悩みをスピーディーに解消し、自信のある笑顔を手に入れましょう。
- 1.部分矯正とは?
- 1-1.部分矯正の特徴と適用範囲
- 1-2.使用する矯正装置の種類
- 2.部分矯正のメリットとデメリット
- 2-1.部分矯正のメリット
- 2-2.部分矯正のデメリット
- 3.部分矯正にかかる費用と期間
- 3-1.費用の目安
- 3-2.治療期間の目安
- 4.前歯の部分矯正で対応できる症例
- 5.部分矯正が不向きなケースと注意点
- 6.歯並びを放置することのリスク
- 6-1.口腔内のリスク
- 6-2.顎や体への影響
- 7.部分矯正に関するよくある質問
- 7-1.自分で矯正はできるの?
- 7-2.部分矯正はなぜおすすめされないことがあるの?
- 8.まとめ
1.部分矯正とは?
部分矯正は、全体ではなく特定の歯のみを対象にした矯正治療です。
主に前歯部分に適用され、軽度な不正咬合や見た目の改善が目的となります。
特にすきっ歯や軽い出っ歯、矯正後の後戻りなど、歯全体を治療する必要がない場合に有効です。部分矯正は「リーズナブルに、短期間で」を求める方に適しており、以下のような特徴があります。
1-1.部分矯正の特徴と適用範囲
部分矯正は、上の犬歯から下の犬歯まで、計12本の前歯に焦点を当てます。例えば、以下のような症例に対応します。
軽度の乱杭歯(叢生):1~2本の歯が重なっている状態。
軽度のすきっ歯:歯と歯の間に隙間ができている場合。
軽度の出っ歯:前歯が少し前方に突出している状態。
矯正後の後戻り:以前の矯正治療後に歯が再びずれた場合。
1-2.使用する矯正装置の種類
部分矯正で用いられる代表的な矯正装置は次の2つです。
マウスピース矯正:
透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすく、生活に支障が出にくいのがメリットです。見た目を重視する方にも適しています。
ワイヤー矯正:
ブラケットとワイヤーを用いて歯を動かす従来の方法です。矯正力が強いため、歯をしっかりと移動させることができますが、見た目や装着時の違和感がやや大きい点がデメリットです。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
2.部分矯正のメリットとデメリット
部分矯正は、特定の歯に限定して治療を行うため、短期間かつ低コストで済むのが魅力です。
前歯だけの矯正を希望する方にとっては、手軽に始めやすい選択肢といえます。しかし、治療範囲が限られるため、噛み合わせや骨格的な問題がある場合は、全体矯正が必要になることもあります。これから、具体的なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
2-1.部分矯正のメリット
費用を抑えられる:
部分矯正の費用は10万~40万円程度です。全体矯正が60万~120万円かかることを考えると、かなりのコスト削減が期待できます。
治療期間が短い:
6カ月から1年ほどで治療が完了するケースが多く、イベントや重要な予定に合わせた治療も可能です。
生活への影響が少ない:
前歯だけの矯正なので、発音への影響や違和感が少なく、日常生活に支障をきたしにくい点も大きなメリットです。
2-2.部分矯正のデメリット
適応範囲が限られる:
重度の噛み合わせや骨格的な問題には対応できません。
歯を削る可能性がある:
ディスキング(歯の一部を削る処置)が必要な場合があります。
噛み合わせの改善は難しい:
奥歯の噛み合わせが必要な場合は、全体矯正が求められます。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
3.部分矯正にかかる費用と期間
部分矯正の費用と期間は、使用する装置や治療内容によって異なります。以下で、それぞれの装置の費用と期間の目安をわかりやすく解説します。
3-1.費用の目安
マウスピース矯正:10万~40万円
ワイヤー矯正:30万~60万円
装置の種類や治療内容により費用が変わります。また、セラミック製など審美性の高い装置を使用する場合は、さらに費用が上がることがあります。
3-2.治療期間の目安
部分矯正の治療期間は、前歯を中心に行うため6カ月〜1年ほどで完了するケースが多いです。
前歯は根が短く動きやすいため、奥歯を動かすよりも早く治療が進む傾向にあります。ただし、症例によっては歯を削る処置が必要になることもあるため、事前に歯科医師と相談することが大切です。
\自分にぴったりのプランを見つける/
4.前歯の部分矯正で対応できる症例
前歯の部分矯正は、軽度な歯並びの乱れに効果的です。これらの症例は、部分矯正で比較的早く効果が期待できるケースです。
軽度の出っ歯:
前歯が正常な位置より少し前に出ている状態。上の前歯がわずかに突出し、口が閉じにくい場合にも部分矯正で改善が可能です。
軽度の反対咬合(受け口):
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態。審美面や機能の改善を目的とする軽い受け口であれば、部分矯正で整えることができます。
軽度のすきっ歯:
歯と歯の間に隙間がある状態。特に上前歯に目立つ隙間や、生まれつき歯の本数が少ないことが原因のすきっ歯は、部分矯正で効果的に治療できます。
矯正後の後戻り:
矯正治療を終えた後にリテーナーを使わず、歯が元の位置に戻ってしまうケース。軽い前歯のズレであれば、部分矯正によって短期間で再治療が可能です。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
5.部分矯正が不向きなケースと注意点
部分矯正は軽度の不正咬合に適していますが、重度の噛み合わせの問題や骨格の歪みがある場合には不向きです。こうしたケースでは、全体矯正が推奨されます。
また、歯を並べるスペースが不足する場合、ディスキング(歯の一部を削る処置)が必要になることもあり、慎重な判断が求められます。以下では、不向きなケースにおいて注意すべき点について詳しく説明します。
・重度の乱杭歯や叢生
特徴:
歯が複雑に重なり合って並んでいる状態。歯列のスペース不足が原因で、前歯だけでなく奥歯まで影響が及ぶことが多いです。
注意点:
部分矯正では対応しきれないため、奥歯の移動を含めた全体矯正が必要です。無理に部分矯正を行うと、治療後に後戻りが起こる可能性が高くなります。
・骨格的な問題
特徴:
顎の位置や形に問題があるため、噛み合わせが悪くなっているケース(例:受け口や顎の非対称)。
注意点:
部分矯正では、骨格の問題は解決できません。顎の成長や形状が関与している場合は、外科的治療や全体矯正が必要になります。顎の位置を改善しないまま部分矯正を行うと、噛み合わせがさらに悪化するリスクがあります。
・重度の歯周病
特徴:
歯周組織(歯ぐきや骨)が炎症を起こし、歯を支える力が弱くなっている状態。
注意点:
矯正により歯に力をかけると、歯周病が進行し、最悪の場合は歯の喪失につながります。歯周病が軽度であれば症状を安定させた後に矯正を始めることが可能ですが、重度の場合は歯周病治療が優先されます。
・開咬(オープンバイト)
特徴:
上下の前歯に隙間ができ、噛み合わせが合わない状態。発音への影響や、食事中にうまく噛めないといった問題を引き起こします。
注意点:
開咬は、部分矯正では根本的な改善が難しい症例です。特に重度の開咬は、奥歯を含めた全体矯正が必要になります。部分矯正では前歯の隙間が十分に閉じないこともあり、長期的な安定を得にくくなります。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
6.歯並びを放置することのリスク
歯並びの乱れを放置すると、見た目の問題だけでなく、口腔内の健康や全身にまで影響を与えることがあります。
例えば、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、顎関節症や消化不良などにもつながる恐れがあります。ここでは、歯並びを放置した場合の具体的なリスクを見ていきます。
6-1.口腔内のリスク
虫歯・歯周病のリスク:
歯並びが乱れていると、歯磨きが難しくなり、プラークや食べかすがたまりやすくなります。
また、前歯が突出している場合は口がしっかり閉じにくく、口腔内が乾燥しやすくなります。これにより、唾液の分泌が減少し、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクがさらに高まります。
歯の欠損リスク:
前歯が突出していると、物理的な衝撃を受けやすくなり、転倒やぶつけた際に歯が欠けたり折れたりするリスクが高まります。
さらに、歯根(しこん)に強い力がかかると、歯根破折(歯の根が割れる状態)が起こるリスクがあります。
6-2.顎や体への影響
顎関節症のリスク:
噛み合わせが悪いと顎に負担がかかり、顎関節症の原因になります。
体の歪みや消化不良:
片側だけで噛む癖があると、体のバランスが崩れることがあります。また、十分に咀嚼できないと消化不良を引き起こすこともあります。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/
7.部分矯正に関するよくある質問
部分矯正を検討する際には、多くの疑問が浮かぶかもしれません。ここからは、よくある質問にお答えします。
7-1.自分で矯正はできるの?
自己判断での矯正は危険です。誤った方法は、歯や歯茎にダメージを与える恐れがあるため、必ず専門医に相談しましょう。
7-2.部分矯正はなぜおすすめされないことがあるの?
部分矯正は適応症例が限られているため、「噛み合わせを改善したい」という方には不向きなことがあります。
ただし、症状に合った適切な治療法を選ぶことで、十分に満足のいく結果が得られるケースも多いため、専門医との相談が重要です。
\自分にぴったりのプランを見つける/
8.まとめ
部分矯正は、費用を抑えつつ短期間で歯並びを整えたい方に適した治療法です。
ただし、症例によっては全体矯正が必要な場合もあるため、治療を始める前に専門医の診断を受けることが大切です。気になる部分を改善し、自信の持てる笑顔を手に入れるため、早めの相談をおすすめします。
\先着30名様限定お試しプラン1,650円/