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前歯の部分矯正で歯並びは治せる?費用・期間・適応症例・デメリットまで徹底解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

悪い歯並びを治す5つのメリット

「前歯の歯並びが少し気になるけど、全体矯正をするほどでもない」

 

と悩んでいる方には部分矯正が効果的です。

部分矯正は、必要な部分だけを治療するため、全体矯正よりも費用を抑え、短期間で終了することが可能です。

 

本記事では、部分矯正の特徴、メリット・デメリット、費用や期間の目安、具体的な適応例について詳しく解説します。歯並びの悩みをスピーディーに解消し、自信のある笑顔を手に入れましょう。

1. 前歯の部分矯正とは?

前歯の部分矯正は、主に前歯の軽度な歯列不正を対象に、短期間で歯並びを整える治療方法です。

 

全体矯正と比較して費用や治療期間が抑えられるため、見た目を気にする方に人気があります。

特に、日常生活への影響を少なくしながら歯並びを改善したい方 に適した選択肢です。

1-1. 前歯の部分矯正の特徴と適応範囲

部分矯正は、奥歯の噛み合わせを大きく変えずに前歯の位置を調整する治療です。

主に以下のようなケースに適しています。

 

軽度のすきっ歯(空隙歯列):歯と歯の間に隙間がある状態を改善し、見た目を整える。

軽度のねじれ(捻転歯):ねじれて生えた前歯を正しい位置に導く。

軽度の前歯の重なり(叢生):前歯が部分的に重なっている場合に歯を整列させる。

 

 

メリット:

・短期間で治療が完了しやすい(3ヶ月~1年程度)

・費用が全体矯正より抑えられる

・装置が目立ちにくい方法も選択可能

 

デメリット:

・奥歯の噛み合わせは改善できない

・歯並びの状態によっては全体矯正が必要な場合もある

1-2. 使用する矯正装置の種類(ワイヤー・マウスピース・その他)

部分矯正には、主に以下の矯正装置が使用されます。

 

ワイヤー矯正(ブラケット矯正):

・前歯にブラケットを装着し、ワイヤーを用いて歯を移動させる方法。

・精密な調整が可能で、幅広い症例に対応。

 

マウスピース矯正:

・透明なマウスピースを装着し、段階的に歯を動かす方法。

・目立ちにくく、取り外しが可能。

・一日20時間以上の装着が必要で、自己管理が求められる。

 

部分的な補綴処置(ダイレクトボンディングなど):

・軽度なすきっ歯や形の不揃いを、レジンやセラミックを用いて修正。

・矯正せずに短期間で見た目を整えたい方に適している。

 

どの方法が最適かは歯の状態や希望する治療期間ライフスタイルによって異なります

矯正を検討する際は専門の歯科医師と相談し、自分に合った方法を選びましょう。

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2. 前歯の部分矯正のメリットとデメリット

前歯の部分矯正は、短期間で気になる前歯の歯並びを整えることができる治療法です。

しかし、全体矯正と比べて適用できるケースが限られるため、メリット・デメリットをしっかり理解することが重要です。

2-1. 部分矯正のメリット

部分矯正の主なメリットは以下の通りです。

 

治療期間が短い(約3ヶ月~1年程度)

全体矯正に比べて歯を移動させる範囲が狭いため、比較的短期間で完了します。

 

費用が抑えられる(全体矯正の半額以下のケースも)

治療範囲が限定されるため、コストも抑えやすいです。

 

見た目が気になりにくい(特にマウスピース矯正)

透明なマウスピースを使うことで、周囲に気付かれにくく治療ができます。

 

痛みや違和感が少ない

歯を動かす範囲が限定されるため、全体矯正に比べて痛みが軽減されます。

 

日常生活への影響が少ない

食事や会話の制限が少なく、生活への負担が軽減されます。

2-2. 部分矯正のデメリット

部分矯正にはデメリットもあります。

 

適応できる歯並びが限られる(軽度の症例のみ)

前歯の軽度なすきっ歯・ねじれ・重なりには有効ですが、大きな歯列不正には対応できません

 

奥歯の噛み合わせは改善されない

前歯のみを動かすため、奥歯の噛み合わせや顎のバランスを調整することはできません。

 

治療後の保定が必要(後戻りしやすい)

歯を動かす範囲が小さいため、後戻りが起こりやすく、リテーナー(保定装置)の装着が必須となります。

 

歯並び全体のバランスが崩れる可能性

前歯だけを動かすことで、噛み合わせが不安定になることがあるため、事前の診断が重要です。

 

部分矯正を検討する際には、自分の歯並びが適応症例に該当するかをしっかり確認し、歯科医師と相談することが大切 です。

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3. 前歯の部分矯正で対応できる症例

出っ歯

前歯の部分矯正は、比較的軽度な歯列不正を短期間で改善できる治療法です。特に見た目を整えたい方や、軽度の歯列不正が気になる方に適しています。

ここでは、部分矯正で対応可能な具体的な症例について詳しく解説します。

3-1. 軽度のすきっ歯(空隙歯列)

すきっ歯(空隙歯列)とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態を指します。特に前歯の隙間が目立つ場合、見た目に影響を与えるため、改善を希望する方が多くいます。

 

原因

・乳歯から永久歯への生え変わりの影響

・顎の大きさに対して歯が小さい

・舌の癖や指しゃぶりによる影響

 

部分矯正による改善

・マウスピース矯正やワイヤー矯正で歯を移動させ、隙間を埋める

・軽度な場合はダイレクトボンディング(歯にレジンを盛る方法)で対応可能

3-2. 軽度のねじれ(捻転歯)

捻転歯とは、歯がねじれたり回転して生えている状態を指します。歯のねじれが軽度であれば、部分矯正で改善できる場合があります。

 

原因

・永久歯の生え方の問題

・乳歯が抜けるのが早すぎた/遅すぎた

・歯並びのスペース不足

 

部分矯正による改善

・ワイヤー矯正で適切な位置に整える

・マウスピース矯正で少しずつ回転を修正する

・軽度の場合は、歯の形を整える修復処置も検討可能

3-3. 軽度の前歯の重なり(叢生)

叢生(そうせい)とは、歯が重なり合って生えている状態を指します。軽度であれば、部分矯正で前歯の並びを整えることが可能です。

 

原因

・顎のスペース不足

・歯のサイズが大きい

・指しゃぶりや口呼吸の習慣による影響

 

部分矯正による改善

・前歯のみのワイヤー矯正で歯列を整える

・マウスピース矯正で少しずつ歯を動かす

・歯の形を調整して、スペースを確保する方法もある

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4. 部分矯正が不向きなケースと注意点

マウスピース矯正できない症例

部分矯正は、前歯の軽度な歯列不正を改善するのに適した治療法ですが、すべての症例に適用できるわけではありません。

奥歯の噛み合わせや重度の歯列不正が関係する場合、部分矯正では十分な効果を得られない可能性があります。

 

ここでは、部分矯正が不向きなケースと、その際の注意点について解説します。

4-1. 奥歯の噛み合わせが影響する場合

前歯の部分矯正を行っても、奥歯の噛み合わせに問題があると最終的な咬合バランスが崩れる可能性があります

 

前歯だけ整えても、奥歯のかみ合わせが合わない:

奥歯の位置がずれていると、前歯を整えても全体の噛み合わせが悪くなる。

 

噛み合わせが合わないことで起こるリスク:

顎関節症や咀嚼機能の低下を引き起こす可能性がある。

 

奥歯の調整が必要な場合は全体矯正が推奨される:

全体的な噛み合わせの改善を考慮する必要がある。

4-2. 重度の歯列不正(抜歯が必要なケース)

歯列不正が重度な場合、部分矯正では十分に歯を動かせず抜歯を伴う全体矯正が必要になることがあります

 

歯並びが大きく乱れている場合:

前歯の重なりが強い場合、スペースが足りず部分矯正では対応できない。

 

顎の大きさと歯のサイズが合わない場合:

顎のスペースが狭い場合、抜歯をしないと適切な歯列の形成が難しい。

 

過剰歯がある場合:

余分な歯が生えていると、部分矯正のみでは改善が難しく、抜歯が必要になることがある。

4-3. 矯正後の後戻りリスクについて

部分矯正は、全体矯正と比べて後戻りしやすいとされており、治療後の保定を徹底しないと歯並びが元の状態に戻ることがあります

 

保定装置(リテーナー)の装着が必要:

矯正後はリテーナーを使用し、歯の位置を安定させる。

 

保定期間の目安:

治療期間と同程度、またはそれ以上の期間装着するのが理想的。

 

 

後戻りを防ぐためのポイント

・指示された時間、リテーナーを装着する。

・定期的に歯科医師の診察を受ける。

・矯正後も噛み合わせを意識した生活習慣を続ける。

 

後戻りのリスクを最小限にするためには、保定期間中の管理をしっかり行い歯科医院でのフォローアップを継続することが重要です。

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5. 前歯の部分矯正の費用と治療期間

前歯の部分矯正を検討する際、多くの方が気にするのが「費用」と「治療期間」です。どの矯正方法を選択するかによって費用は変わり、症例の程度によって治療期間も異なります。

 

ここでは、矯正方法ごとの費用の目安と、治療期間の目安について詳しく解説します。

5-1. 費用の目安(ワイヤー矯正・マウスピース矯正の比較)

部分矯正の費用は、使用する矯正装置や治療の難易度によって異なります。

 

矯正方法費用の目安特徴
ワイヤー矯正約20万~50万円精密な調整が可能で、あらゆる症例に対応しやすい
マウスピース矯正約30万~60万円目立ちにくく、取り外しが可能で清掃がしやすい
部分的な補綴処置

(ダイレクトボンディングなど)

約5万~20万円軽度の隙間や形の修正に適し、短期間で完了

 

※費用は歯科医院によって異なるため、事前に確認が必要です。

また、分割払いが可能な場合もあるので、支払い方法についても相談してみましょう。

5-2. 治療期間の目安(軽度・中度のケース別)

前歯の部分矯正にかかる期間は、症例の難易度や矯正方法によって変わります

 

症例の程度治療期間具体的な治療内容
軽度(すきっ歯など)約3ヶ月~6ヶ月前歯の隙間を埋める軽度な矯正
中度(軽い重なりなど)約6ヶ月~1年前歯の捻じれや軽度の重なりを改善
重度(大きな歯のズレや噛み合わせの問題)1年以上抜歯を伴う可能性があり、全体矯正が必要なことも

 

治療期間を短縮するためには、歯科医師の指示を守ることが重要 です。

特にマウスピース矯正の場合は、1日20時間以上の装着が推奨されるため、適切に使用しないと治療が長引く可能性があります。

 

また、治療終了後も歯の位置を安定させるために、保定期間(リテーナー装着)が必要です。

保定期間一般的に治療期間と同程度で設定されることが多いため、最終的な完了までのスケジュールも考慮しておきましょう。

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6. 前歯の部分矯正の流れ(矯正の進め方)

前歯の部分矯正をスムーズに進めるためには、治療の流れを理解しておくことが大切です。

ここでは、相談から治療完了までの各ステップを詳しく解説します。

6-1. 無料相談・カウンセリング

矯正治療を検討している方は、まず歯科医院での無料相談を受けることが推奨されます。

カウンセリングでは、以下の点を確認できます。

 

・歯並びの状態を確認(矯正が必要かどうか)

・治療法の提案(ワイヤー矯正・マウスピース矯正など)

・大まかな治療期間と費用の説明

・疑問や不安の解消

 

この段階で複数の歯科医院を比較検討し、自分に合ったクリニックを選ぶことが大切です。

6-2. 検査・診断・治療計画の立案

無料相談後、矯正治療を希望する場合は、より詳しい検査を行い、治療計画を立てます。

検査内容には以下のものが含まれます。

 

・口腔内写真・X線撮影(レントゲン)

・歯型の採取(デジタルスキャンまたは印象採取)

・噛み合わせのチェック

 

これらのデータを基に、最適な矯正方法を決定し、治療計画を立案します。治療計画では、装置の種類治療期間の見込み予想される歯の動き費用などが説明されます。

6-3. 矯正装置の装着・調整

検査結果をもとに、実際に矯正治療が開始されます。

 

ワイヤー矯正の場合:ブラケットを前歯に装着し、ワイヤーを通して歯を移動させる。

マウスピース矯正の場合:患者に合った透明なアライナー(マウスピース)を作成し、段階的に歯を動かす。

 

 

矯正装置を装着した後は、定期的な調整が必要です。

 

ワイヤー矯正:月に1回程度、ワイヤーの調整を行う。

マウスピース矯正:1~2週間ごとに新しいアライナーへ交換。

 

この調整を繰り返しながら、計画通りに歯を動かしていきます。

6-4. 矯正終了後の保定期間

矯正治療が完了すると、後戻りを防ぐための保定期間」に入ります。

保定装置(リテーナー)を装着し、歯並びを安定させることが重要です。

 

・固定式リテーナー(歯の裏側に細いワイヤーを貼り付ける)

・取り外し式リテーナー(透明なマウスピースタイプ)

 

保定期間は個人差がありますが、最低1~2年はリテーナーを使用するのが一般的です。リテーナーの装着を怠ると、歯が元の位置に戻る可能性があるため、歯科医師の指示に従い、しっかりと管理しましょう。

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7. 歯並びを放置することのリスク

矯正に抜歯が必要な症例3選|歯を抜くメリットや非抜歯との違いも解説

歯並びの乱れを放置すると、見た目の問題だけでなく、口腔内の健康や全身にまで影響を与えることがあります。

例えば、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、顎関節症や消化不良などにもつながる恐れがあります。ここでは、歯並びを放置した場合の具体的なリスクを見ていきます。

7-1. 口腔内のリスク(虫歯・歯周病のリスク増大)

虫歯・歯周病のリスク:

歯並びが乱れていると、歯磨きが難しくなり、プラークや食べかすがたまりやすくなります。

また、前歯が突出している場合は口がしっかり閉じにくく、口腔内が乾燥しやすくなります。これにより、唾液の分泌が減少し、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクがさらに高まります。

 

歯の欠損リスク:

前歯が突出していると、物理的な衝撃を受けやすくなり、転倒やぶつけた際に歯が欠けたり折れたりするリスクが高まります。

さらに、歯根(しこん)に強い力がかかると、歯根破折(歯の根が割れる状態)が起こるリスクがあります。

7-2. 顎や体への影響(噛み合わせの悪化・顎関節症)

顎関節症のリスク:

噛み合わせが悪いと顎に負担がかかり、顎関節症の原因になります。

 

体の歪みや消化不良:

片側だけで噛む癖があると、体のバランスが崩れることがあります。また、十分に咀嚼できないと消化不良を引き起こすこともあります。

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8. 前歯の部分矯正に関するよくある質問

前歯の部分矯正について、多くの方が気になる疑問を解決します。

治療の痛みや費用、矯正後の後戻りについて詳しく解説します。

8-1. 前歯の部分矯正は痛い?

矯正治療を検討する際に気になるのが「痛み」です。

 

ワイヤー矯正:

装着後数日間は歯が移動する際の圧迫感や痛みを感じることがありますが、徐々に慣れていきます。

 

マウスピース矯正:

アライナー(マウスピース)を交換するたびに軽い圧力を感じることがありますが、痛みは比較的軽度です。

 

どちらの方法も、通常は数日で痛みが軽減します。また、痛みを和らげるために痛み止めの使用や柔らかい食事を取り入れることが効果的です。

8-2. 部分矯正の費用は安い?

部分矯正の費用は、選択する矯正方法や治療の難易度によって異なります。

 

矯正方法費用の目安
ワイヤー矯正約20万~50万円
マウスピース矯正約30万~60万円

 

また、歯科医院によっては分割払いや医療費控除の適用も可能な場合があるので、費用面での不安がある方は事前に相談してみると良いでしょう。

8-3. 矯正後の後戻りは防げる?

矯正後に後戻りを防ぐためには、保定期間が重要です。

 

リテーナー(保定装置)の使用:

矯正後の歯は元の位置に戻ろうとするため、リテーナーを適切に使用することで安定させます。

 

保定期間の目安:

一般的に矯正治療期間と同じか、それ以上の期間リテーナーを装着することが推奨されます。

 

定期的なメンテナンス:

歯科医院での定期チェックを受け、歯の動きを確認することが重要です。

 

後戻りを防ぐためには、歯科医師の指示を守り、継続的にリテーナーを使用することが不可欠です。

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9. まとめ

大人の歯列矯正にかかる値段は?前歯を削る費用や医療費控除について解説

前歯の部分矯正は、比較的短期間で歯並びを整えられる治療法であり、コスト面でも全体矯正と比べて負担が少ないのが特徴です。

 

ただし、適応できる症例には限りがあり、奥歯の噛み合わせや抜歯が必要なケースでは部分矯正が適さないこともあります。そのため、事前に歯科医師と相談し、自分の歯並びに最適な治療方法を選ぶことが大切です。

 

また、矯正治療は終了後の保定が重要であり、リテーナーを適切に使用することで後戻りを防ぐことができます。

前歯の歯並びが気になる方は、まず無料相談を活用し、自分に合った治療法を見つける第一歩を踏み出しましょう。

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