- この記事の監修者
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歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
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歯のホワイトニングを考えている人にとって、
「どこまで白くできるのか」「自分の歯を芸能人のような白い歯にできるのか」
などは気になるポイントではないでしょうか。
ホワイトニングで目指せる「限界の白さ」は、ご自身の歯の状態や年齢、施術方法によって個人差があります。
この記事では、歯のホワイトニングによる限界の白さについて、歯の色の評価基準からみた場合と、現実的に考えた場合の違いを解説します。併せて、自分に合ったトーンを選ぶポイントと、長持ちさせるコツについても詳しく説明します。
- 1. ホワイトニングで目指せる「限界の白さ」とは
- 1-1. 歯の色の評価基準からみる「限界の白さ」
- 1-2. 日本人の平均的な歯の色と、現実的に目指せる白さ
- 2. ホワイトニング方法別|目指せる白さの目安
- 2-1. オフィスホワイトニング
- 2-2. デュアルホワイトニング
- 2-3. 市販のホワイトニングアイテム
- 2-4. 自分に合う歯の白さを考えるポイント
- 3. ホワイトニングで歯を理想の白さにするための3つのコツ
- 3-1. ①施術前に歯の表面の汚れをしっかり落とす
- 3-2. ②白くなりにくい歯・白くできない歯もあることを知っておく
- 3-3. ③歯科医師に相談する前にイメージを言語化しておく
- 4. ホワイトニングの持続期間
- 5. ホワイトニングを長持ちさせるための日常ケア
- 6. 定期的なホワイトニングで白さをキープ
- 7. まとめ|ホワイトニングは自分に合う白さを見極めることが大切
1. ホワイトニングで目指せる「限界の白さ」とは

歯の限界の白さとは、どのような色なのでしょうか。
ここでは、ホワイトニングでどこまで白くできるのか、その限界の白さと歯の色に関する基礎知識を紹介します。
1-1. 歯の色の評価基準からみる「限界の白さ」
歯科では、歯の色を客観的に評価するため「シェードガイド」という色見本を使用します。シェードガイドにはさまざまな種類がありますが、最も一般的なVITA社や株式会社松風の色表記ルールは、下記のとおりです。
- 色味の分類はA(赤み)・B(黄み)・C(グレー)・D(ブラウン)系の4種類
- 明るさの番号で色が分類され、番号が小さいほど明るく白くなる
- このほか、ホワイトニング専用の色味としてW(ホワイト)系がある
白い歯を語るときによく耳にする「ブリーチシェード」とは、従来シェードのB1よりも白い領域を指す特別なゾーンです。
ブリーチシェードは歯科医院のホワイトニングでしか出せない白さであり、歯の色の評価基準からみた、限界の白さといえるでしょう。
1-2. 日本人の平均的な歯の色と、現実的に目指せる白さ
日本人の平均的な歯の色は、シェードガイド上のA3~A3.5程度とされ、やや黄みがかった自然な色のグループに入ります。
ホワイトニングで理想的とされる、自然に見える白さはA2~A1程度です。A2は自然な明るさ、A1は「白くなった」と他人からもわかるレベルとされています。
ブリーチシェードは、歯科医院でのホワイトニングであれば不可能ではありません。ただし一般の患者には、W3~A1あたりを目標とすることが勧められています。芸能人のようなブリーチシェードは、日常生活ではほぼ真っ白に見えてしまい、不自然な印象を与えるためです。
芸能人の真っ白に見える歯は照明やメイク、補綴物(セラミッククラウンなど)が関係している場合もあり、ホワイトニング単体では再現しにくいこともあるでしょう。
2. ホワイトニング方法別|目指せる白さの目安

ホワイトニングによって、どれくらいの白さに到達できるのでしょうか。ここでは、ホワイトニングの方法別に、目指せる白さの目安を紹介します。
2-1. オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングでは、歯科医院でのみ扱える高濃度の薬剤(ホワイトニング剤)と、専用のライトを使用します。
歯の状態や生活習慣などにより異なりますが、多くの場合、1回でシェード2~3段階分程度のトーンアップが期待できるとされています。
ただし1回の施術だけでは、A1~ブリーチシェードまで到達できないケースが多いでしょう。このような場合は、複数回の施術やデュアルホワイトニングが推奨されます。
また、ホワイトニングでは必ず色戻りがあるため、白さをキープするには定期的なメンテナンスが必要です。
2-2. デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングなら、一定期間継続することでブリーチシェードに到達できるケースもあります。
オフィスホワイトニングは即効性がありますが、白さの持続という意味では、ホームホワイトニングに劣ります。一方、ホームホワイトニングは白くなるのに時間がかかるものの、白さの持続期間はオフィスホワイトニングよりも長いのが特徴です。
デュアルホワイトニングでは、2つの方法の長所を取り入れることができるため、より限界の白さに近づきやすいといえるでしょう。短期間でのトーンアップと、長期的な白さの維持を両立させたい人におすすめです。
ただし、費用や通院の負担が増える傾向がある点には注意しましょう。
2-3. 市販のホワイトニングアイテム
市販のホワイトニング歯磨き粉は、研磨剤やポリリン酸(清掃剤の成分)などによって、表面の着色汚れを落とすことがおもな目的です。歯の色そのものを大きく変えることはできません。
また、自宅用ホワイトニングキットやサロンのオフィスホワイトニング風メニューは、歯科医院より低濃度の薬剤や、本来の歯の色を変える漂白作用がない成分を用いるものが多く、到達できる白さには限界があります。
市販のホワイトニンググッズは、あくまで歯科医院でのホワイトニング施術効果の維持・補助として位置づけるのが現実的でしょう。
2-4. 自分に合う歯の白さを考えるポイント
日本人の平均的な歯の色であるA3~A3.5から、A2~A1程度まで明るくすると、自然で清潔感のある白さと評価されやすくなります。
肌色の黄みが強い人や年齢が高い人の場合、あまりに真っ白なレベルを選ぶと、口もとだけが浮いて見えがちです。そのため、A2程度のやや控えめな白さを勧められるケースが多いでしょう。
接客業や芸能関連など、人前に出る機会が多い仕事をしている場合には、明るめ(A1~ブリーチシェード)を希望する人もいます。自分に合う歯の白さは、他人から見ての印象や、TPOも考慮して決めるとよいでしょう。
3. ホワイトニングで歯を理想の白さにするための3つのコツ

ホワイトニングで理想の白さを手に入れるためには、以下3つのポイントを心がけましょう。
- 施術前に歯の表面の汚れをしっかり落とす
- 白くなりにくい歯・白くできない歯もあることを知っておく
- 歯科医師に相談する前にイメージを言語化しておく
それぞれについて詳しく解説します。
3-1. ①施術前に歯の表面の汚れをしっかり落とす
薬剤の浸透を良くするため、ホワイトニング前には歯石を除去するスケーリングや、クリーニングを受けておくのがおすすめです。
ホームホワイトニングをする際も、マウスピース装着前にしっかり歯磨きしましょう。歯の表面に付着したプラーク(歯垢)や食べかすがあると、薬剤が歯の表面に均一に作用せず、効果が十分に発揮されなくなるためです。
また、オフィスホワイトニング後24~48時間、ホームホワイトニング後1~3時間は歯の表面にある保護膜(ペリクル)が剥がれ、歯が着色しやすい状態です。色の濃いコーヒーやカレーなどの飲食物を摂取するのは避けましょう。
虫歯・歯周病・ひび割れ・知覚過敏などがある場合は、そのままホワイトニングを行なうと症状悪化の原因になるため、まず治療を優先すべきです。
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3-2. ②白くなりにくい歯・白くできない歯もあることを知っておく
ホワイトニングは、どのような歯でも白くできるわけではありません。白くなりにくい歯や、白くできない歯もあります。
まず、ホワイトニングの薬剤は天然歯にしか作用しないため、差し歯や詰め物の部分は白くできません。ホワイトニングによる効果は、着色汚れ落とし程度にとどまります。
神経のない歯も、基本的にはホワイトニングで白くできません。ただし、「ウォーキングブリーチ」という方法で歯の内側から漂白することで、神経のない歯の変色(黒ずみ)を白くできるケースもあります。
そのほか、加齢で歯のエナメル質が薄くなっている人や、もともと歯のエナメル質が薄い人は、内側にある象牙質(ぞうげしつ)の黄色みが透けやすくなります。そのため、ホワイトニングをしても思うような白さが得られないことがあるでしょう。
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3-3. ③歯科医師に相談する前にイメージを言語化しておく
ホワイトニングの施術前に、「絶対に芸能人のような白さにしたい」「今より2~3段階くらい自然に明るくしたい」など、自分のゴールイメージを言語化しておきましょう。到達可能な白さとのギャップを、歯科医師に説明してもらいやすくなります。
施術前後で写真撮影やシェードの記録をしてもらうと、トーンアップの客観的な変化がわかるため、納得感を得やすいでしょう。
ビフォーアフター写真は照明や撮影条件で見え方が大きく変わるため、シェード番号の変化も併せて確認するのがおすすめです。
また、自分と近い年齢・肌の色・歯並びの人の症例写真も見ておくとよいでしょう。「自分にとって無理のない限界の白さ」をイメージしやすくなります。
4. ホワイトニングの持続期間

白さの一般的な持続期間は、オフィスホワイトニングで3~6ヵ月程度、ホームホワイトニングで6ヵ月~1年程度とされています。
ただし、すべての人が同じ期間、白さを持続できるわけではありません。ホワイトニングの持続期間は、生活習慣や歯質による個人差が大きいためです。
ホワイトニング後は、時間の経過とともにエナメル質表面の状態が元に戻り、着色物質が再び付着しやすくなります。これが、徐々に色戻りしていく要因の一つです。
色戻りを抑えるためには、定期的なタッチアップ(追加でホワイトニングの施術を受けること)に加え、日常の飲食・清掃習慣の見直しを行ないましょう。
5. ホワイトニングを長持ちさせるための日常ケア

ホワイトニング効果を長持ちさせる基本は、毎食後・寝る前の丁寧な歯磨きです。
歯磨きの際は、ホワイトニング専用歯磨き粉を使うとよいでしょう。歯の色自体を漂白するわけではありませんが、着色汚れを優しく落とし、ホワイトニング後の白さ維持に役立ちます。
着色性の高い飲食物を摂取する際は、飲食後すぐに水で口をすすぐ、ストローを使うなどして、歯と色素の接触時間を減らしましょう。
このような心がけは、ホワイトニング直後だけでなく、日常的なケアとして続けていくことが重要です。
また、喫煙は歯の着色と色戻りの大きな要因とされています。白さを長持ちさせるためには、禁煙または喫煙本数を減らすことを心がけましょう。
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6. 定期的なホワイトニングで白さをキープ

ホワイトニング施術後は、定期的なメンテナンスやスケーリングをしっかり行なうことで、効果が長持ちします。
定期的に歯科医院で、プラーク・歯石・着色汚れなどを除去してもらいましょう。
また、色戻りはどれだけケアに気を配っていても起こるため、白さをキープしたいなら定期的にタッチアップを行なう必要があります。
個人差はありますが、オフィスホワイトニングなら3~6ヵ月ごと、ホームホワイトニングなら6ヵ月~1年ごとに行なうのがおすすめです。
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7. まとめ|ホワイトニングは自分に合う白さを見極めることが大切

ホワイトニングは、数値上の限界の白さを追いかけるよりも、自分にとって自然で似合う白さを見極めることが大切です。
日本人の平均的な歯色はシェードガイドでA3~A3.5です。ここからA2~A1程度までのトーンアップでも、十分に清潔感のある白さと評価してもらえるでしょう。芸能人のような真っ白な歯は再現不可ではないものの、不自然な白さと感じられる場合があります。
「どれくらい白くしたいか」「どのくらい自然さを残したいか」を歯科医師と相談しながら、自分の顔立ちやライフスタイルになじむ白さを選びましょう。
また、日常の歯磨きや着色性の高い飲食物に対する心がけに加え、歯科医院での定期的なスケーリングやタッチアップも、白さを長持ちさせる鍵になります。さらに、歯並びが整うと日常のケアがしやすくなり、ホワイトニングの効果を長持ちさせることにもつながります。
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