ブログ

ブログ

痛いって本当?マウスピース矯正のリアルとその乗り越え方

マウスピース矯正って痛いの?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。矯正治療に興味はあるけれど、痛みが不安でなかなか踏み出せない……という声もよく耳にします。

 

本記事では、マウスピース矯正の痛みについて、ワイヤー矯正との違い、口コミ、痛みの原因や対処法まで幅広く解説します。加えて、矯正中に役立つコツや、実際の体験談、年齢による違いなど、よりリアルな情報をお届けします

1. マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使って歯を徐々に動かしていく矯正方法です。見た目が目立ちにくく、取り外しができるという特徴があります。

 

患者さんごとに専用のマウスピースが作られ、1〜2週間ごとに新しいものに交換しながら段階的に歯を動かしていきます。

2. マウスピース矯正はどれくらい痛いのか

矯正治療に痛みはつきものですが、マウスピース矯正は比較的「痛みが少ない」と言われています。とはいえ、まったく痛みがないわけではありません。

 

痛みを感じやすいのは、主に以下のタイミングです。

 

・新しいマウスピースに交換した直後(最初の1〜2日)

・歯の動きが大きいステージ

・食事のときにマウスピースを外した後、再装着する瞬間

 

個人差はありますが、「鈍い圧迫感」や「軽い締めつけ感」と表現されることが多いです。

2-1. ワイヤー矯正と比較

比較項目マウスピース矯正ワイヤー矯正
痛みの強さやや軽い傾向強めな傾向
痛むタイミング新しい装置に替えたときワイヤー調整直後
痛みの種類鈍い圧迫感ズキズキするような鋭い痛み
見た目の影響目立ちにくい金属が見える

 

多くの患者さんが「ワイヤーのほうが痛かった」と感じています。

2-2. 年齢による痛みの違い

年齢によって、痛みの感じ方や歯の動きやすさには差があります。

 

10〜20代前半:骨が柔らかく、歯が動きやすいので痛みが比較的軽く済むことが多い

 

30代以上:骨が成熟しているため、歯の動きが緩やかで、初期にやや強めの痛みを感じるケースもあります

 

とはいえ、大人になってからでも問題なく進められます。しっかり計画された矯正であれば、年齢による痛みの違いは最小限に抑えられます。

2-3. 痛みを感じる期間と感じ方

1日目〜2日目(新しいマウスピースに交換直後):鈍い痛み違和感を感じやすい

 

3〜4日目:痛みが徐々に和らぎ、慣れてくる

 

5日目以降:ほとんど気にならない状態に

 

このサイクルが1〜2週間ごとに繰り返されます。定期的な痛みはあるものの、「ずっと続く」わけではないので安心です。

3. メーカー別の口コミ

マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、それぞれ特徴や痛みの感じ方に違いがあります。ここでは、X(旧Twitter)上でのリアルな口コミから、各メーカーの「痛みに関する声」を中心にご紹介します。

3-1. インビザライン(Invisalign)

特徴世界的に最も普及しているマウスピース矯正ブランド。

 

3-2.キレイライン矯正

特徴:比較的リーズナブルな価格と短期間の治療が魅力。

 

 

3-3.Oh my teeth(オーマイティース)

特徴オンライン対応・手軽さが人気のサブスク矯正。

 

3-4.クリアコレクト(ClearCorrect)

特徴:インビザラインに似たシステムだが、ややコストを抑えられる

 

3-5.シュアスマイル(SureSmile)

特徴3Dデジタル技術に強み。日本での導入数は徐々に増加中。

 

3-6.ゼニュム(Zenyum)

特徴:東南アジア発のブランド。オンライン完結型で手軽

 

3-7.総括:各メーカーに共通する「痛み」の傾向と違い

◆ 共通して見られる傾向

・どのメーカーも「最初の数日」は痛みを感じやすい

 →歯が動き始める初期段階で、締め付け感やズキズキとした痛みがある。

慣れてくると痛みは和らぐというパターンが多数。

ステップ(マウスピースの交換)ごとに痛みが再発することもある。

 

どこのメーカーも痛み方に大きな違いは見られませんでした。

マウスピース矯正は金額や通院頻度等、ご自身のライフスタイルに合ったメーカーを選ぶことが大切です。

 

※痛みの感じ方には個人差があります。歯並びの状態、痛みに対する感受性、治療のステージによって印象は大きく異なります。

ポストは一例ですが、自分の体験と重ねて読むと参考になるかもしれません。

4. どうして痛くなるのか?〜マウスピース矯正の痛みの原因7つ〜

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて痛くないとされていますが、それでも痛みを感じる方は少なくありません。そこで、痛みを感じる原因を7つ紹介しますので、是非参考にしてください。

4-1.歯が動くことで圧力がかかる

矯正中の痛みで一番多い原因です。

歯が少しずつ移動していくことで、歯の周囲の組織(特に歯根膜)に圧力がかかり、「鈍い痛み」や「ジーンとした違和感」を感じることがあります。特に、新しいマウスピースに交換した直後に起こりやすいです。

4-2. 新しいマウスピースに慣れていない

マウスピースは1〜2週間ごとに交換します。

新しいマウスピースは少しきつく感じられ、それが違和感や痛みに繋がることも。

ただし、数日で自然と慣れる方がほとんどです。

4-3.着け外しのときにアタッチメントが引っかかる

マウスピース矯正では、歯に小さな突起(アタッチメント)をつけることがあります。

マウスピースの脱着時にアタッチメントに引っかかり、「キュッ」とした痛みを感じる場合があります。

コツをつかむと楽に外せるようになるため、最初だけ注意が必要です。

4-4.マウスピースやアタッチメントが口の中に当たる

マウスピースの縁やアタッチメントが、唇や頬の内側、舌などに当たって擦れることで、痛みや口内炎ができることがあります。

我慢せず、歯科で調整してもらうことで解決できることが多いです。

4-5.矯正後の「後戻り」で歯が痛むことがある

マウスピースの装着時間が短かったり、計画通りに装着できなかった場合、歯が元の位置に戻ろうとして痛みを感じることがあります。

「つけたり外したり」の回数が多いと、この後戻り痛が起きやすくなるので、装着時間の管理が大切です。

4-6.抜歯後の傷がまだ治っていない

矯正前後に抜歯をした場合、抜歯部分が完全に治っていないと、そこにマウスピースが当たって痛むことがあります。

この場合は、無理せず歯科に相談を。適切なケアで痛みは落ち着いていきます。

4-7.顎間ゴムによる引っ張る痛み(使用する場合)

マウスピース矯正の種類によっては、「顎間ゴム」という小さな輪ゴムで歯と歯を引っ張ることがあります。

この引っ張られる力によって、一時的に痛みや圧力を感じることがあります。

ただしこれも一時的なもので、使用を継続するうちに慣れていくケースが多いです。

5. 矯正の痛みがつらいときの対処法

矯正中に虫歯になる確率が高まる3つの理由

マウスピース矯正の痛みは一時的なものが多いですが、それでもつらいときは、無理せず対処することが大切です。ここでは、痛みがつらいときの対処法を8つご紹介します。

5-1.必要に応じて痛み止めを使う

市販の鎮痛薬(例:ロキソニン、イブなど)を必要なときだけ短期間使うことで、痛みを和らげることができます。痛みが強い場合は、歯科で処方してもらうことも可能です。

5-2.食事はやわらかいものを選ぶ

硬い食べ物を噛むと歯に強い力がかかるため、おかゆ・うどん・スープなどやわらかい食事がおすすめです。痛みがあるときは、無理に噛まないようにしましょう。

5-3.マウスピースは丁寧に着け外しする

無理に外そうとすると、歯やアタッチメントに引っかかって痛みの原因に。専用の着脱用リムーバーを使い、「ゆっくり・優しく」がコツです。

5-4.冷たい飲み物で感覚を和らげる

歯がうずくような痛みのとき、冷たい水などで口をゆすぐと一時的に感覚が鈍り、楽になることがあります。逆に「冷たい物がしみる」場合は控えましょう

5-5.マウスピースが当たるときは歯科で調整を

マウスピースの縁やアタッチメントが頬や舌に当たって痛い場合は、我慢せず歯科に相談を。場合によっては、先端を少し削るなどの調整で改善します。

5-6.前のマウスピースに一時的に戻す

新しいマウスピースがどうしても痛いときは、一つ前の段階のマウスピースに一時的に戻すのも方法のひとつです。ただし、これは自己判断せず、必ず歯科医の指示に従いましょう

5-7.装着時間をきちんと守る

痛いからといってマウスピースを外していると、歯が元に戻ろうとしてかえって痛みが増すことがあります。1日20時間以上の装着が基本です。リズムを崩さず続けることが痛みの軽減にもつながります

5-8.痛みが続く・強い場合は治療計画の見直しも

痛みが何日も続く場合や、毎回強い痛みが出るようであれば、治療計画そのものを見直す必要があるかもしれません。歯科で再評価を受け、無理のないペースに調整してもらうことで、より快適に矯正を続けられます。

6. マウスピース矯正中にやってはいけないこと

マウスピース矯正は自分での管理がとても大切な治療です。ちょっとした油断や思い込みで、計画がズレてしまうこともあります。ここでは、マウスピース矯正中に避けたいNG行動をまとめました。

6-1.装着時間を守らない(1日20時間以上が目安)

装着時間が短いと、歯が思うように動かず後戻りしてしまう原因に。1日20〜22時間を目安に、できるだけ外す時間を少なくしましょう。

6-2.自己判断で装着を中止・休止する

「痛いから」「忙しいから」と勝手にマウスピースの装着をやめると、歯が元の位置に戻ってしまい、治療のやり直しが必要になることも。中断したい場合は必ず歯科医に相談しましょう。

6-3.装着したまま食事・甘い飲み物をとる

マウスピースを着けたまま飲食すると、汚れが中にこもって虫歯や歯周病、着色の原因に。さらに、マウスピースが変形する可能性もあるので、飲食時は必ず外してください(※水はOKです)。

6-4.食後に歯を磨かずに装着する

食べかすが歯とマウスピースの間に残ったままになると、虫歯や口臭の原因になります。面倒でも、食後は歯みがきをしてから装着しましょう。

6-5.マウスピースを高温で洗う

熱湯や食洗機で洗うと、マウスピースが変形して使えなくなってしまいます。

洗浄はぬるま湯(30〜40℃)程度で、専用の洗浄剤を使うのがおすすめです。

6-6.痛み止めを頻繁に使いすぎる

痛み止めの過剰な使用は、歯の動きを妨げてしまうことがあります。特に強い抗炎症作用のある薬を連日使うのは避け、必要なときだけ短期間使うようにしましょう。

6-7.マウスピースを雑に扱う・失くす

外出先での取り外し時など、ティッシュに包んで置いておくとそのまま捨ててしまうケースが多いです。必ず専用ケースに入れて保管し、清潔に保ちましょう。

6-8.交換時期を自己判断でずらす

「まだ痛いから」「次のマウスピースの形が合わなそう」などの理由で、勝手に交換のタイミングを早めたり遅らせたりするのはNGです。治療計画通りに進めることが重要です。

6-9.無理に外そうとする(歯やアタッチメントに負担)

力任せに外すと、歯やアタッチメントに強い負荷がかかり、痛みや破損の原因に。リムーバーなどの専用器具を使い、ゆっくり丁寧に外しましょう。

6-10.[補足]こんなときはすぐに歯科へ相談

・マウスピースが割れた・変形した

・強い痛みが何日も続いている

・うまく装着できない

・治療が計画通りに進んでいない気がする

7. 痛み以外の「違和感」や「デメリット」

大人の受け口の治し方|歯列矯正の費用や自分でできるトレーニングを紹介

マウスピース矯正は、見た目や通院回数の少なさなど多くのメリットがありますが、実際に始めてみると「痛み以外にも意外な違和感があった」という声もあります。ここでは、よく聞かれる体験談をいくつかご紹介します。

7-1.話しづらさや発音の違和感

舌の位置が変わることで、最初は一部の音が言いづらく感じることがあります。時間とともに自然に慣れてくるケースがほとんどです。

7-2.唾液が増える

口腔内に異物が入ったことで一時的に唾液分泌が増えることがあります。これも数日〜1週間程度で落ち着くことが多いです。

7-3.装着・取り外しの手間

清潔な状態を保つには、丁寧な管理が必要です。慣れるまでは少し手間と感じることも。

7-4.紛失・破損のリスク

特に外出先では、マウスピースケースを常に持ち歩くのがおすすめです。

7-5.装着時のカチッという音

音が気になる方もいますが、装着確認音として必要なものなので、次第に気にならなくなる方がほとんどです。

7-6.アタッチメントの違和感

アタッチメントは歯をしっかり動かすために必要なものですが、個人差によっては気になることもあります。

7-7.装着時間の管理がプレッシャーに感じる

装着時間が治療効果に直結するため、自己管理が大切です。スマホのリマインダーを活用している方も多いです。

こうした違和感やデメリットも、ほとんどの方が1〜2週間程度で慣れていきます。また、それらを理解したうえでスタートすることで、「思っていたよりもラクだった」と感じる方も多いのが特徴です。

8. 終わったあとの満足感と振り返り

矯正治療を終えた多くの方が、「やってよかった」「もっと早く始めればよかった」と感じています。

痛みも含めて、振り返れば「想像していたより乗り越えられた」と言われることがほとんどです。

 

歯並びが整うことで、見た目の変化だけでなく、口元の印象・笑顔への自信・口腔内の清掃のしやすさも大きく改善されます。

9. 結論

マウスピース矯正は、痛みが「ゼロ」ではないものの、ワイヤー矯正に比べて軽度で、日常生活への影響も少ない治療法です。

 

歯を少しずつ動かしていくため、新しいマウスピースを装着した直後や治療初期には、歯が押されるような違和感や鈍い痛みを感じることがあります。

 

ただし、この痛みの感じ方には個人差があります。まったく痛みを感じない方もいれば、数日間痛みを感じる方もいらっしゃいます。一般的には、痛みは強いものではなく、「じんわり押されているような感覚」にとどまることがほとんどです。

 

また、この痛みは歯が動いている証拠でもあります。たいていの場合、新しいマウスピースに交換してから1〜2日程度で治まることが多いので、過度に心配する必要はありません。

 

痛みが出る時期や程度はあらかじめ想定できるため、正しい知識と対処法があれば、安心して治療を進められます。

 

矯正は「美しさ」と「健康」の両方を手に入れるためのステップ。ぜひ前向きに取り組んでみてください。

  • LINE相談
  • 24時間WEB予約
  • クリニックを選ぶ

最新記事

いつも笑顔で輝いていられるから あのキラキラした人もウィスマイル

まずはご相談を。

LINEにて「ご質問・ご相談」を受けています。
新店舗の予約待ちもできます。

LINE登録

24時間WEB予約

お近くの医院を選べます。

24時間WEB予約

「予約ができない医院」で予約を希望の方は、
「LINE相談」にて、LINE登録ください。

PAGETOP