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子供がマウスピース矯正を嫌がるときは?原因と対処法、他の選択肢までやさしく解説

湊 寛明
湊 寛明
この記事の監修者 

歯科医師。医療法人社団ピュアスマイル理事長。インビザライン ブラックダイヤモンドドクター。インビザライン世界サミット23万人いるインビザラインドクターの中からトッププロバイダーの1人に選出。
https://purerio.tokyo/

「マウスピース矯正を始めたけれど、子供が毎日嫌がって装着してくれない…」

そんな悩みを抱えている親御さんは、実は少なくありません。

 

歯並びの改善や将来的な健康のために始めたはずの矯正治療。けれど、毎日子供がつけるのを嫌がる姿を見ると「本当にこのままでいいのかな?」と不安になる方も多いでしょう。

 

マウスピース矯正は「目立ちにくい」「取り外しできる」などのメリットがある反面、子供の協力が必要不可欠な治療法でもあります。そのため、本人が嫌がると、思ったような効果が出なかったり、治療がスムーズに進まなかったりすることも。

 

この記事では、子供がマウスピース矯正を嫌がる主な理由や、親ができる対応策場合によっては検討したい他の矯正法まで幅広くご紹介します。

子供の矯正治療を前向きに、そして効果的に進めるために、ぜひ参考にしてください。

1. 子供がマウスピース矯正を嫌がる主な理由

マウスピース矯正は大人でも違和感を覚えることがあります。ましてや子供であれば、なおさらのこと。

ここでは、子供がマウスピース矯正を嫌がる理由をわかりやすく解説します。

1-1. 違和感・痛みがあるから

マウスピースを初めて装着する際には、歯が動くことによる圧力や違和感を感じることがあります。子供はそれを「痛い」「変な感じと表現し嫌がることがあります。

 

また、特に交換直後のマウスピースはフィット感が強く、慣れるまでの数日間は不快感が強く出ることも。

1-2. 喋りにくさや装着感が気になる

マウスピースをつけると、滑舌に少し影響が出る場合があります。お友達との会話や学校での発表など、日常のコミュニケーションが不安になることもあり「つけたくないと感じるきっかけになってしまうことがあります。

 

また、口の中に常に何かがある感覚に不快感を持ちやすい子もいます。

1-3. 取り外しや管理が面倒に感じる

食事のたびに外す洗う保管する…という管理の流れが、子供にとっては“手間”に感じられることがあります。

 

特に低学年や矯正を始めたばかりの時期には、親がサポートしながら習慣化していく必要がありますが、それでも嫌がる子は多いです。

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2. マウスピース矯正を嫌がる子供への具体的な対処法

嫌がる理由がわかったところで、次はどう対応すればいいのか。

ここでは、日常生活の中で親ができる実践的な対応方法を紹介します。

2-1. 装着時間を徐々に慣らしていく

いきなり長時間の装着を求めると、子供にとって大きなストレスになります。最初は「1日15分」など、無理のない時間から始めて、日ごとに少しずつ装着時間を延ばしていくのが効果的です。

 

たとえば、最初の1週間は就寝前の30分だけ、慣れてきたら学校から帰宅後に1時間など、段階的に装着タイミングを増やしていきます。

「今日は昨日より5分長くつけられたね」「よく頑張ったね!」といった励ましの言葉も、前向きな気持ちを育てるうえでとても大切です。

2-2. ポジティブな声かけと褒めるコミュニケーション

子供は大人以上に“気持ち”が行動に直結します。「すごいね!」「昨日より早くつけられたね」といった前向きな声かけを続けることで、自信とやる気につながります。

 

装着に成功したときは、その結果だけでなく「自分で頑張ってつけたこと自体を認めてあげると効果的です。嫌がる気持ちを叱るのではなく、少しでも前進できたことを丁寧に褒める姿勢が、子供の安心感と信頼につながります。

2-3. 「頑張り表」や小さなご褒美を取り入れる

日々の努力が「見える化」されると、子供のやる気もアップします。例えば、毎日装着できたらシールを貼る「頑張り表」を使ったり、1週間継続できたらご褒美シールやちょっとしたプレゼントを渡すなど、子供が楽しめる工夫をしましょう。

 

「あと3日で全部貼れるよ!」「今週はパーフェクト賞だね!」など、目標を立てて声かけするのもおすすめです。

遊びやチャレンジの要素を取り入れることで、矯正治療が“義務”ではなく、“楽しみながら頑張れるものというポジティブな印象に変わっていきます。

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3. それでも難しい場合は?他の矯正方法との比較

どれだけ工夫してもマウスピース矯正にどうしても慣れない子もいます。そんなときは、無理に続けるよりも、別の矯正方法を検討するのもひとつの手です。

 

この章では、マウスピース以外の矯正方法について紹介します。

3-1. ブラケット矯正(ワイヤー矯正)のメリットとデメリット

ワイヤー矯正は歯に直接装置を装着するため、取り外しが不要で、自己管理が難しい子供には向いているケースがあります。常に歯に固定されていることで確実に力がかかり、治療の進行も安定しやすいのが特長です。

 

ただし、見た目が目立つ食べ物が詰まりやすい口内炎になりやすいなどのデメリットもあります。見た目が気になる子には、目立ちにくいセラミックブラケットやホワイトワイヤーを使った方法もあります。

3-2. 床矯正や拡大装置といった選択肢

比較的軽度の歯並びの問題であれば、「床矯正」と呼ばれる取り外し式の装置や、顎の骨を広げる拡大装置などを使うこともあります。これらは成長期の子供の顎の発達を利用して歯並びを整える治療で、低年齢のうちから取り組めるのがメリットです。

 

ただし、こちらも装着時間の自己管理が必要なため、子供の性格や生活スタイルに応じて選ぶことが大切です。

3-3. 無理にマウスピース矯正を続けるリスクも知っておこう

子供が明らかにストレスを感じていたり、嫌がって装着を拒否している場合、そのままマウスピース矯正を続けることは精神的な負担や治療効果の低下につながる可能性があります。

治療がスムーズにいかないことで親子関係にストレスが生じたり、矯正そのものにネガティブな印象を持ってしまうことも。

 

矯正治療は“継続”が重要なポイントだからこそ、「その子に合った方法」を選ぶことが、最終的な成功につながります。

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4. 専門家からのアドバイス&体験談から学ぶポイント

同じように子供の矯正で悩んだ家庭はたくさんあります。

 

この章では、歯科医師の見解や実際の体験談をもとに、子供のマウスピース矯正にどう向き合えばよいかを考えていきます。

4-1. 歯科医師が伝える「嫌がる子供への向き合い方」

矯正治療においては、子供自身が納得して治療に取り組むことが非常に大切です。専門家によれば、「装着の目的をわかりやすく説明すること」「不安や不快感に寄り添ってあげること」が、嫌がる子供への最初の一歩になるとされています。

 

医師とのカウンセリングでは、保護者だけでなく子供にも直接説明を行うスタイルの医院を選ぶと、本人の納得感も高まりやすくなります。

4-2. 嫌がっていたけど成功した子の事例

最初はつけるのを毎日泣いて嫌がっていたけど、2週間目から自分から進んで装着するようになった」という事例もあります。その背景には、家族の協力や“褒めて伸ばす”姿勢があったとのこと。

 

子供によって「慣れるまでの時間」には個人差があります。焦らず見守ること、できたことを素直に喜ぶ姿勢が、前向きな変化を引き出すカギになるようです。

4-3. 他の矯正方法に切り替えてうまくいったケースも

どうしてもマウスピース矯正が合わなかったというケースでは、ブラケット矯正に切り替えたことで治療がスムーズに進んだ事例もあります。

 

固定式だから装着を忘れることがない」「親の負担も減った」という声もあり、結果的に子供が治療に対して前向きになったという家庭も多く見られました。

 

一つの方法にこだわらず、柔軟に対応することも大切な判断です。

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5. まとめ|子供の矯正治療を成功させるために

マウスピース矯正は目立たず、取り外しができるという利点がある一方で、装着の継続には子供自身の意思と親のサポートが必要不可欠です。違和感や喋りづらさ、管理の面倒さから装着を嫌がるケースも少なくありません。

そんなときは、無理に続けるのではなく、徐々に慣らす工夫や前向きな声かけ、小さなご褒美制度などを取り入れて、「がんばれる環境を整えることが大切です。

 

また、どうしても合わない場合は、ワイヤー矯正や床矯正など、子供の性格や生活に合った治療法を見直すことも選択肢のひとつ。専門家の意見を聞きながら、親子にとって最適な道を選ぶことが、治療の成功につながります。

 

矯正治療は子供の将来の健康と自信に大きく関わるもの。だからこそ、焦らず、無理なく、親子で前向きに取り組める方法を一緒に見つけていきましょう。

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